新型コロナウイルスに関する消費者意識調査【2021年1月】
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する消費者意識調査を2021年1月10日から12日にかけて行いました(回答849名)。再び緊急事態宣言の発出となり、消費者の危機感や意識はどう変わったのか、レポートをご覧ください。
- 危機感は夏の第2波と同じ水準まで高まっている
- 男性よりも女性、特に40・50代の危機感が高まっている
- 京阪神は12月に一度横ばいになったが、1月は一気に危機感が高まった
- 東京よりも周辺3県(神奈川、千葉、埼玉)の危機感が高い
1.新型コロナに対する危機感は夏の第2波と同じ水準まで高まっている
今回の調査では新型コロナに対する危機感は11月、12月よりも高まっており、特に8点以上の強い危機感を持つ層が増えています。これは夏の第2波よりも高い水準となっています。
【図1】新型コロナ(COVID-19)に対する危機感の分布
「コロナウイルスに対する危機感をどの程度感じていますか?10段階でお答えください。」に対する回答
2.男性よりも女性、特に40・50代の危機感が高まっている
男女別で見てみると、男女共に危機感は高まっているものの、女性の方が危機感の高まり方が急激であることが分かります。
年代別のグラフを見ると、女性は特に40・50代の危機感が高いことが分かります。一方、男性は世代間の差が女性よりも小さいことが分かります。
【図2】男女別・新型コロナ(COVID-19)に対する危機感
「コロナウイルスに対する危機感をどの程度感じていますか?10段階でお答えください。」に対する回答
【図3】年代別・新型コロナ(COVID-19)に対する危機感
「コロナウイルスに対する危機感をどの程度感じていますか?10段階でお答えください。」に対する回答
3.京阪神は1月一気に危機感が高まり、東京よりも周辺3県(神奈川、埼玉、千葉)の危機感が高い
エリア別に見てみると、京阪神では12月少し危機感が弱まったところから1月は急激に高まっています。また、1都3県においては東京都よりも周辺3県(神奈川、千葉、埼玉)の危機感が高い傾向にあります。
【図4】エリア別・新型コロナ(COVID-19)に対する危機感
「コロナウイルスに対する危機感をどの程度感じていますか?10段階でお答えください。」に対する回答
現在、特に飲食店における感染リスクが強調されていますが、緊急事態宣言下で消費者の外食動向はどう変わるのでしょうか?以下の記事で解説しておりますのであわせてご覧ください。
MS&Consulting社では消費者意識調査を定期的に行い、感染症対策と経済活動を両立させるヒントとなる基礎データをタイムリーに発信していきます。この大変な時期の一助となれば幸いです。
【調査概要】 調査期間(回答数)
調査対象 ミステリーショッピングリサーチに登録している調査員 回答者属性割合 第3回以降は、性別、年代、エリア(1都3県、それ以外)がほぼ均等になるように調査を行っています。 |