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【テイクアウトを成功させる!】テイクアウトのお客様を店内利用につなげるには?

売上の減少を補うためにテイクアウトを始めるお店が増えています。しかし、テイクアウトでご来店されたお客さまに、イートインでもご来店いただきたいのが本音ではないでしょうか。弊社ではテイクアウトサービスに専門特化した覆面調査も行っています。その中で「テイクアウトのリピート購入には商品の味が極めて重要だが、その後にイートイン利用してもらうためには入店時対応も同じくらい重要」という結果が見えてきました。

1.テイクアウト覆面調査の結果

さて、自社のテイクアウト商品をリピート購入してもらうためには、下記項目のうちどの項目が最も重要だと思いますか?



ご想像の通りかと思いますが「④商品の味」が圧倒的な影響を持っていることが調査からもわかりました(下図)。


※判別分析を利用

では、コロナ対策にも追われる現場の負担を軽くすべく、当面は、味だけにこだわるべきでしょうか。上述の分析に、「コロナ終息後にこのお店をイートインで利用したいと思ったか」という評価軸を加えると違った側面が見えてきました。

テイクアウト商品のリピート購入には「④商品の味」が飛びぬけて重要だが、その後にイートイン利用してもらうためには「②入店時の対応」も同じくらい重要ということがわかったのです(下図)。

【コロナ終息後の来店利用意思への影響度】


店舗で奮闘するスタッフの頑張りを無駄にしないためにも、「テイクアウト商品のリピート購入には商品の味が極めて重要だが、その後に店内利用もしてもらうためには入店時対応も同じくらい重要」という点をスタッフの皆さんと必ず共有してほしいと思います。

2.入店時対応コメント分析

では、入店対応の具体的なポイントは何でしょうか。「コロナ危機終息後、このお店で食事をしたいと思いましたか」の問いに、満点の「是非したい」という評価だったレポートのコメントを分類してみると下記の様なポイントがありました。


また、混雑していない時にトライしてみると良いポイントもご紹介します。


緊急事態宣言解除後も厳しい市況の飲食業界。テイクアウトのお客さまをイートイン利用にもつなげるため、上記のポイントのうち、やりたいと思えるもの、無理なくできそうなものから順にぜひトライしてみて下さい。
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チーフコンサルタント 児玉彩子
チーフコンサルタント 児玉彩子
慶應義塾大学 経済学部を卒業後、経営コンサルティング会社に入社。多岐にわたる業界の組織開発コンサルティングに従事。2008年よりMS&Consulting所属。顧客満足度、ならびに、従業員エンゲージメントを高めるコンサルティングを担当。また、従業員エンゲージメントに関するノウハウ研究、コンテンツ執筆も担当。JHMA認定ホスピタリティ・コーディネーター。

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