【第4回外食クオリティサービス大賞レポート】 社員が個性を発揮できる最高のステージを提供



株式会社ライブフードプロデュース

URL:http://lfp.co.jp/
本社所在地:神奈川県海老名市東柏ヶ谷1-2-17
設立:2002年1月17日(創業1999年4月26日)/資本金:4,500万円/店舗数:居酒屋4店、宅配寿司11店
経営理念:「あなたがいてよかった」と言われる存在になる。「あなたがいてよかった」と言える存在になる。
展開する全ブランド:一品入魂ダイニング 合点、創作和食と十割蕎麦 土の香、鶏飯と奄美・九州うまかもん 合点くろうさぎ、宅配寿司 銀のさら、宅配鶏飯 釜虎


※記載されている会社概要や役職名などは、講演(掲載)当時のものです。ご了承ください。


神奈川・東京・埼玉で居酒屋や宅配寿司店を展開する株式会社ライブフードプロデュース。「社員一人ひとりの成功と幸せ」を目指し、そのビジョン達成のために重要視している5つの視点とそれを実現させる仕組みについて発表した。


1つ目が、お客様にまた来て頂くことに「フォーカス」していること。毎月の社員ミーティングで、どんな取り組みをしたかを全社員が発表し、成功事例を実践で活かしている。接客を支えるツールは「常連の証」という会員カードで、このデータを顧客情報システムとして活用している。好きな食材、嫌いな食材などを管理してお客様に喜ばれるサービスを行うと共に、前回の来店日や記念日などの情報を元にDMやメールを送り、時には電話することでお店を思い出してもらえるような営業を積極的に仕掛け、リピート率を高めている。


2つ目が、社員が「自信」を持って行動すること。3つの観点から実現プランを明確化している。1つが前月を振り返り、良かった点を見つける。大きくても小さくても自信を持つことが重要となる。2つが、今月への思い入れや取り組みテーマと意図を記入し、何のためにやるのかという目的や方向性を示す。3つが今月中に実現したい状態を数値化し、具体的な行動を決める。この一連の流れを通して社員が自信を付け、それぞれが成長を目指している。


3つ目が「相互支援」。何かを実現していくには多くの人の協力が必要と、ミーティングのやり方を相互支援の場として機能するよう工夫している。社員の成果発表に対して他の人がアドバイスし、サポートできることを提案。コンテンツは様々あるが、特に、お客様との感動を語るベストエピソードの発表は、飲食業の素晴らしさを再確認し、やる気を導き出す。また、アルバイトの相互支援には、通信簿という仕組みがある。アルバイトが1日の仕事を振り返り、お客様に喜ばれたことなどを書く。お互いがアドバイスやサポートをすることで、チームワークの強化やスキルアップにつなげている。


4つ目が「自立」。店長以上の希望者に対して、サラリーマン法人という仕組みを取り入れている。社員が会社と業務委託の法人契約を結ぶもので、現在、16人の社員が合同会社を設立。これにより、社員が会社経営の実務を学べるだけでなく、会社にとっても社会保険料のコストダウンなどのメリットが生まれた。


5つ目が「承認」。他者承認の形である表彰制度により、やる気を醸成している。大きく2つあり、1つが利益予算を達成した店舗の表彰。2つが社員ミーティングでの成果発表とベストエピソードの発表に対して全員で投票し、一番共感を集めた人の表彰だ。

小林上努也社長は、「かつて経営の危機の時、何のために経営しているのかを問い直し、経営理念を作り直しました。『あなたがいてよかったと言われる存在になる』『あなたがいてよかったと言える存在になる』。これは、社員が個性を最大限に発揮出来るステージを作り、マイベスト1の生き方ができる会社を目指し続けることです」と語った。

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