活用度が高い店舗は売上前年比23%アップを達成!ポイントは本部通達・理念浸透の改善
株式会社プレジャーカンパニー
「アジアンビストロDai」などの飲食店を首都圏に17店舗直営展開する株式会社プレジャーカンパニー。同社では業務連絡ツールを(株)MS&Consulting提供「tenpoketトーク(テンポケットトーク)」に切り替えました。飲食ビジネスを展開する同社には「アルバイトまで情報を浸透させる難しさ」があります。その課題をどう解決したのか、株式会社プレジャーカンパニー、教育担当 遠山啓之氏にお話しを伺いました。
※記載されている会社概要や肩書き、数値や固有名詞などは取材当時のものです。
業務連絡ツールの切り替えを決めたのは何故ですか?
▼
パートナー(以下、アルバイト)まで巻き込むためです。
「アルバイトへの理念浸透」が弊社の経営課題の1つでした。
ところが、それまで使っていた業務連絡ツールは利用人数課金で費用が高額となるため社員以上での利用としており、アルバイトまで含めた活動で利用するには最適ではありませんでした。
そんな折に、アルバイトを含めた全従業員での利用を前提に開発された店舗数課金のtenpoketトークに出会い、切り替えを決めました。
株式会社プレジャーカンパニー 教育担当 遠山啓之氏
tenpoketトークの魅力は何ですか?
▼
本部からの情報をアルバイトに直接届けられる
tenpoketトークの『本部通知機能(本部から全従業員へ一斉にメッセージを届けられる機能)』を最大限活用しています。
コロナ禍となり、当初は毎週のように本部方針が変更される中で、本部と全従業員が直接遠隔コミュニケーションを取れる点には非常に助けられました。緊急事態に全従業員が同じ方向を向いて対処する基盤となりました。
tenpoketトークは「階層伝達」と「ダイレクト伝達」の選択が可能
アルバイトスタッフが社員からの又聞きではなく、経営者や本部から直接メッセージを受け取れるようになった。この変化は大きいです。アルバイトの目線が引き上がったと感じています。
業績にもつながったと伺いました。
▼
成功事例が翌日には他店に拡散
他店の日報の閲覧が可能になったことで、店舗間での情報共有スピードが圧倒的に高まりました。結果、ある店舗で生まれた成功事例が‟翌日”には他店に広がるようになりました。
※インタビューをもとに弊社作成。
業績が改善した店舗もあります。売上前年比90%程度だったものが、tenpoketトーク本格導入後の2020年10月には売上前年比101.8%、11月は123.3%となりました。
スタッフとのコミュニケーションが苦手で孤立していた店長が、積極的に「ありがとう」を発信するように変わったことが躍進の理由です。tenpoketトークは「書くコミュニケーション」が中心です。「話すコミュニケーション」とは違って考える時間があります。ですから、やらなければいけないと理解していてもできなかったことに取り組めるようになったのだと思います。接客の得意な店長がいない日に売上が落ちることがなくなりました。
現場の活用度が高いですね。ポイントは何ですか?
▼
①全店同じトークルームを初期設定
②3店舗でテスト導入後に全店導入
まず、全店同じトークルームが自動で立ち上がるように初期設定をしました。このツールを使ってどのような業務連絡をすべきなのか、詳しく説明しなくても理解できるからです。利用品質のコントロールにつながります。
トークルームは初期設定。このツールで何の業務連絡をすべきかが一目瞭然。
※インタビューをもとに弊社作成。
また「やれ」だとやらされ感につながるので「2:8 の法則」を意識して切り替えを進めました。上の2割は言わなくてもやる人。彼らに成功体験を積ませポジティブな口コミを起こすことで、その下の8割にも伝播させていくという進め方です。
具体的には次のように進めました。
①実験/1ケ月 3店舗をピックアップ。どのような使い方が良いかを一緒に検証。 ②全店導入のテストラン(3ヶ月) 利用登録の開始。‟使え”ではなく‟登録”とハードルを下げたことがポイント。 ③正式に切り替え開始 |
今後も評価制度と連動させるなど、活用を進化させていきたいと考えています。
取材日:2020年1月28日
取材/文:株式会社MS&Consulting 児玉彩子
※記載の数値や固有名詞などは取材当時のものです。
店舗課金型だからアルバイトまで使えて、月額1500円。
サービス業特化型コミュニケーションツール「tenpoketトーク」