働く仲間、家族、そしてお客さま、すべての人の幸せを創造する

株式会社ブルームダイニングサービス

代表者:加藤 弘康 代表取締役

所在地:愛知県清須市西枇杷島町古城2-3-2

設立年月:2006年11月

会社ウェブサイト:http://www.bloom-ds.com

事業内容:飲食店経営/店舗プロデュース、コンサルティング

展開するブランド:がブリチキン。、GABUCHIKIワイン倶楽部、GABUCHIKIワイン食堂、肉ビストロ2986、花ちゃ花ちゃ、他

社員数:正規50名、パート・アルバイトなど250名


『季刊MS&コンサルティング 2015年冬 特別号「サービスの強化書」』掲載
※記載されている会社概要や役職名などは、インタビュー(掲載)当時のものです。ご了承ください。


株式会社ブルームダイニングサービスは2006年11月に焼肉店『小田井ホルモン』をオープン以来、現在までの8年で、バル・バール業態の『がブリチキン。』『肉ビストロ2986』の他、ラーメン業態の『つけ麺・ラーメン フジヤマ55』、鉄板業態の『花ちゃ花ちゃ』、焼肉業態の『小田井ホルモン』と、さまざまな業態の店舗を展開している。

同社の理念は、『幸せの種を蒔き、幸せの花を咲かせる』。その言葉には、店舗展開を進めていくにあたって、自社の利益だけを追求するのではなく、お客さま、社員、地域の方々の幸せの実現に貢献したいという想いが込められている。

代表取締役の加藤弘康氏。2006年の立ち上げから8年で12億の売上をあげる企業に成長。今後は2017年10月までに100店舗を展開するビジョンを掲げている。


幸せの種を蒔き、幸せの花を咲かす

外食企業では全般的に言えることだが、同社にも「いずれは自分の店を持ちたい」という独立志向の強い社員が多く存在する。そうした社員の夢を応援するため、同社には社内独立制度がある。これは、マネジメントやリーダーシップの面で一定以上の能力があると認められた社員は、自社の店舗を買い取ってオーナーになることができるという制度である。店舗数が減ることになるので、会社としては売上・利益の減少につながるが、会社の利益よりも社員の幸せの実現を優先させてこの制度を設けた。同社設立9年目にあたる2014年11月には、この制度を活用して3名の社員が独立する予定である。

外同社が単一業態ではなく、多業態展開を行っているところにも、社員の独立を応援する意図がある。単一業態にすれば販促やオペレーションの効率は上がるが、一方で社員の創造性や自主性が損なわれるリスクがある。創造性や自主性がなければ経営者としての能力が育たず、独立したいという社員の夢も実現できない。そのため、あえて効率を捨ててでも多業態にこだわっているのである。

外また、その一方で『がブリチキン。』のように、予めFC化を想定した業態も開発するなど、幅広く社員の特性や志向に応じた独立の形を支援できるような事業展開が行われている。

社員の『幸せの花を咲かせる』という理念のもと、研修などの教育体制の整備や、社内独立制度、多業態展開など、社員が想いを実現できる環境を作っている。


ES、CS向上のためのつながり

多業態展開によって、社内のコミュニケーションが希薄になってしまうことがないよう、同社では経営計画書発表会に始まり、バーベキューや運動会、アルバイトスタッフの卒業式、社内表彰式など、横のつながりを強化するための機会を積極的に設けている。これらのイベントは全店の全社員・スタッフが一斉に集まって行われるため、全店休業となる。当然、一日分の売上がなくなってしまうが、社内のつながりを強化するための投資として、思い切った判断を行っている。

同社の2014年11月からの3カ年計画では、100店舗規模の企業になることがビジョンとして打ち出された。同時に「想い」も今よりも濃いものにしていくという意思をもって、今後のさらなる成長を掲げている。

社内の『つながり』を強化するために様々な社内イベントを行っている。このイベントによって、多業態でも店舗間でコミュニケーションを取れる体制を築いている。


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